広島県福山市に「崖の上のポニョ」が生まれた場所があることをご存知でしょうか?
瀬戸内海のほぼ中央に位置する「鞆の浦」。
宮崎駿監督が社員旅行で偶然訪れた際にこの地をとても気に入り、その後長期滞在して「崖の上のポニョ」を製作したそうです。
鞆の浦をゆっくり歩けば、宮崎駿さんが気に入った景色や、まるでジブリの世界に迷い込んだような場所を訪れることができますよ。
鞆の浦のシンボル常夜燈
鞆の浦は、かつて潮のの満ち引きを待つ船が多く集まり「潮待ちの港」として栄えました。
この常夜燈は鞆の浦の目印として長年漁師達を見守ってきたんですね。
常夜燈の横には、おしゃれな古民家カフェがありました。ジンジャエールをいただきました♪
宮崎駿プロデュース古民家カフェ&宿「御舟宿いろは」
ここ「御舟宿いろは」は元々「いろは丸事件」の際、坂本龍馬と紀州藩の話し合いがされた由緒ある町屋だったそうです。
相手は江戸幕府の御三家でもある紀州藩だったので、普通に考えれば絶対勝てない交渉でしたが、坂本龍馬は人脈や自らの交渉力を駆使し紀州藩側の過失を追及しました。鞆の浦は、この日本で最初の海難審判事故の舞台だったのです。
老朽化が進み、取り壊される寸前だったこの建物は宿兼レストランにリニューアルされることに。
偶然にも建築前に宮崎駿監督との出会いがあり、宮崎監督が描いたデッサンのデザインを元に「御舟宿いろは」は復元を遂げたのです。
ステンドグラスの窓が趣があります。中に入ると、入り口に宮崎駿監督が描いたスケッチが展示されていました。
階段を上った先は宿泊される方が利用できるそうです。
今回はお茶をしました♬
珈琲をいただきました。とてもおいしかったです。
奥には座敷もありました。
ランチも人気で本格的な和食御膳が楽しめますよ!
・住所:広島県福山市鞆町鞆670
・電話番号:084-982-1920
・営業時間:11:00~16:00(火曜定休)
丘を登れば海が見える「耳をすませば」のような階段が
丘の上にある福山市鞆の浦歴史民俗資料館から鞆の浦を見渡せる階段があります。
絶景!!!!!
鞆の浦全体が見渡せる階段を駆け下りるのは本当に気持ち良い!
夫もこの絶景には目を輝かせていました。青空には沢山のトンビの姿が。
坂本龍馬ゆかりの地でもあるため、地図には龍馬さんが。手描きのあたりまたジブリっぽいにおいがします。
タイムスリップしたような情緒溢れる路地
鞆の浦の街並みはまるで江戸時代にタイムスリップしたような気分になれます。
「都市景観100選」にも選ばれたことがあるそうです。
石畳を歩くのって何だかワクワクする。本当にどこかにタイムスリップする場所へ連れていかれそうな。
看板犬ならぬ看板猫ちゃん。
あ、ポニョもいましたよ!
アリエッティが住んでそうなカフェ
灯篭台から北に向かう路地の途中に小さなカフェがありました。
緑がいっぱいでまるでアリエッティが住んでそうじゃないですか?
お茶をしたばかりだったので中には入りませんでしたが、きっとお店の中も素敵なんだろうな(*´꒳`*)
住所:広島県福山市鞆町鞆18
営業時間:9:00~17:00(定休日:火)
静かなお寺 医王寺
瀬戸内海が一望できる隠れた絶景スポットです。
大可島城があった場所でもあり、あの村上海賊団がまさに瀬戸内海を常に偵察していた場所だったんですね。
残念ながらこの先にある石段に、「がけ崩れあり」と看板が立てられていたため行けませんでした。台風の影響がこんなところまで出ているんですね。
これから出来る新しい鞆の浦
灯篭の近くには、建設中の建物が。
どうやら新しくカフェ兼パブができるようです。
建設現場にはこんな絵が。タイトルには「宮崎駿が描く未来の鞆の浦」とあり、宮崎監督のスケッチとメモが描かれています。
鞆の浦を愛する人たちの力でこれからも進化を続けるんでしょうね(●´ω`●)
また行きたいなぁ、鞆の浦。
まとめ 何度も訪れたい小さな町鞆の浦
鞆の浦は小さな港町ですが、魅力がいっぱい詰まった町でした。
瀬戸内海の絶景と、タイムスリップしたかのような感覚に慣れる静かな路地。
散歩をすればするほど新たな発見があります。宮崎駿監督が気に入るのも納得です。
これから出来る新しいスポットも楽しみですしまた遊びに行きたい場所の1つになりました。
広島に来たら一度は訪れてみてくださいね!
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