こんにちは、うさんちゅ(@usanchu72)です。
英語の先生って授業の中で色んな活動をするので、結構道具に頼ることが多いですよね。
今日は私が高校教員時代使っていた必須アイテムを紹介します🎵
英語教師の授業準備必須アイテム
教科書の次に大事!ワークシート作りに必要なもの
私の授業で生徒が用意するものはこれ↓
- 教科書
- 辞書
- ワークシート
ノートは使わせず、オリジナルのワークシートを使って授業を進めました。
生徒にはなるべく板書を写す時間を省き、活動に集中させたいからです。
PCとMicro Officeソフト
ワークシートを作るのにはパソコンなしでは話になりません💦
私はWord(ワード)を使ってワークシートを作っていました。
3年前までパソコンも各教科準備室に2台くらいしかなかったパソコンが、つい最近全員に配布されたので自分で購入する必要がなくなりました。
ただ、Appleが良い!という人もいると思うのでその場合は自分で用意しましょう。
「英語の授業は英語で」が基本の今の授業。なんでも英語に訳せばいいというものではありません。
いかに易しい英語で簡潔に説明できるかが授業の鍵です。
ワークシートに使う英語の説明も簡潔であったほうが生徒が理解しやすいし、
載っている表現を生徒が使えるようになればしめたものです✨
そんな時に使うのがこの「LONGMAN Wordwise Dictionary」です。
各単語の説明がだいたい中学卒業レベルの英語で書かれています。
ワークシートに載せる指示以外にもこの辞書は役立ちます。
例えば、
英単語の意味を英語の説明を読んで推測する単語学習の導入
にも使えます。
introduce – to tell someone about something or show them something for the first time
生徒にこの説明を読ませる、もしくは教員が口頭で説明し、意味を推測させる。
これをすることで、生徒の読解力・思考力を鍛え、新出単語の定着をはかることができます。
まぁ、全部の新出単語にこの作業をやらせると飽きちゃうので、ポイントとなる単語をピックアップするといいと思います。
リスニング教材準備に手間をかけない!
教科書の音声、みなさんどうやって活用していますか?
何を使って生徒に聞かせてますか?
まさか・・・・CDを焼いて重いCDプレイヤーを毎回授業に持って行ってませんか!?
考えてみてください。
家でCDを焼いてCDプレイヤーorコンポで聞くこと、今ありますか?
ほとんどないですよね(笑)
今じゃスマホ1つあれば音楽を聴くこと、英語のラジオを聴くことができます。
じゃぁ、授業で使う教科書の音声はどうするか?
スマホやタブレット×Bluetoothスピーカー
音声ファイルをスマホ、もしくはタブレット等に入れて、Bluetoothスピーカーで流すんです!
どうやって???
- 教材CDの音声ファイルをパソコンにダウンロードする
- 授業で使う端末に合う音声ソフトorアプリを開く(iphoneが端末ならi Tunes)
- 音声を端末に入れる
- Bluetoothで端末とスピーカーを繋げる
こうして見ると作業は少ないように見えるのですが、結構時間がかかる💦
しかもi Tunesは更新が多くてパソコン開くたびにまずは更新→i phoneのバックアップ→出力
となるので、タイムロスが大きいんです。
私も同僚もこの作業に悩まされていましたし、50代以上の先生たちはこの作業の手順を毎回聞きに来ていました((+_+))
そんな時、同僚の1人が便利な道具を発見したんです。
CDレコでPCなしに音楽をスマホへ
CDレコは、パソコン不要でiPhoneやAndroidスマートフォンに音楽CDを直接取り込めます。無料の「CDレコアプリ」をダウンロードして利用することができます。
CDの取り込み・再生に使う「CDレコアプリ」は、プレイリスト機能やシャッフル再生など基本機能も充実した音楽再生アプリです。CDから取り込んだ曲だけでなく、Android端末に保存した曲や、iTunesからiPhoneに取り込んだ曲も再生できます。
CDレコ ホームページより引用
- CDレコの機器にCDを入れて音声を取り込む
- CDレコの機器からスマホ・タブレットへ音楽を入れる
- スマホアプリ「CDレコ」で音声を流す
たったこれだけで教科書音声をスマホやタブレットに入れることができます✨
めっちゃ便利です!!!!!
まぁCDレコの機器はちょっとお値段はりますが、
最近CDプレイヤー1台買うのに5000円以上かかって消耗品になるくらいなら、
このCDレコ買ってみる価値はあるんじゃないでしょうか???
androidにもi phoneにも対応しているのでぜひ使ってみてください!
ホームページはこちら→CDレコホームページ
英語教師の授業必須アイテム
準備が整ったらいざ授業へ!
私はスーパーにあるようなカゴに持ちものを入れて教室へ向かいます。
持ちものはこんな感じ↓↓
- 教科書
- ワークシート
- タイマー
- スマホ
- スピーカー
- 電子辞書
- 裏紙40枚くらい
- 筆記用具
- その他その日の授業で使うもの(プロジェクター、面白グッズ、マイク等)
この中からいくつか詳しく説明しますね!
スピーカーは軽くて丈夫なものを選ぶべし!
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私が勤務していた学校で多く使われていたのはこのAnkerのスピーカーです。値段は4,000円~とリーズナブルなのに音質は高く教室内で使うには十分の音量が出ます。CDプレイヤーやデッキだと大きな音を出すと音割れしたり機材自体が揺れて変な音を発したりすることありますよね。 Ankerのスピーカーならそんな心配はなく、生徒たちに英語を聞かせられます。スマホ片手に再生や停止ができるので机間巡視しながら音声の調節が出来ます。 Anker公式オンラインストアはこちらから
タイマーで時間管理
私が授業で心がけていたことは、「メリハリ」です。
高校時代、バリバリの文系だったんですが、授業は数学や理科、英語が好きでした。
国語や社会の授業って、先生の話を聞くか板書を写すかぐらいだったので、ほんとつまらなくて寝てました(笑)
一方数学は説明→計算・実践→答え合わせ、理科は、説明→実験→検証というように作業や活動に変化があったので好きでした。
今風に言うと、「アクティブラーニング」が昔から好きだったんですね(笑)
そんな私が授業でタイマーをどう使うかというと、
授業中の各活動をしっかり時間に区切ることをこころがけていました。
例えば、こんな時に使いました。
- 生徒が教科書を読み読解問題を解く時間を決めて取り組ませる
- ペアワークの時間(1分で区切ってタイマーが鳴ったらペア変更とか)
- ミニゲームの制限時間
時間管理をすることで、
・計画通りに授業を進められる
・生徒に時間管理の意識を持たせられる
というメリットがあります。
デメリットは、
・音が大きいので鳴りっぱなしだと他の教室に迷惑
・活動によっては時間を決めずにじっくり取り組むものもあるので目的意識がいつも必要
・タイマー忘れた時授業グダグダになる笑
です。
スマホを使って時間をはかる方もいるんですが、私はスマホを音声・動画再生専用に使いたいためタイマーを使っています。
いざという時に電子辞書が救ってくれる
黒板に英文を書いたり、説明で英語が出てこない時に重宝するのが電子辞書です。
よく、電子辞書何がいいですかと聞かれるんですが、これはほんと人好き好きだと思います。
私が使っているのはカシオの英語特化型の辞書。
文法書や英英辞書が充実しているものを使います。
先ほど紹介したLONGMAN WordWise Dictionaryが入っている電子辞書は今のところ見たことないです。
面白アイテムで授業を楽しく!
高校の英語授業というと、読解、文法、音読・・・とつまらないイメージがあると思いますが、
そんなことありません。今じゃミニゲーム、ペアワーク、ディベート、
先生方は生徒たちが英語を使う機会を作ろうといろんなアクティビティを取り入れています。
私も、授業の中でワームアップ活動を行ったり、ALTと一緒に1時間まるまるゲームをしたりします。
ワームアップ活動の紹介はこちらの記事↓
そんな時役立つのがこんなアイテム。
ちょっとしたクイズや質問をした時にこれを使えば授業の雰囲気も少し和らぎます✨
授業が終わるとこれを使ってみたくて生徒が駆け寄ってくることも笑
【アイマスク】
ミニゲームでよく使うアイマスク。
例えば、場所を伝える練習をする際に使います。
- 黒板に小さな□を書き、代表生徒にアイマスクをしてマグネットを渡す
- 代表生徒には、マグネットを□の中に貼るように指示します
- グループのメンバーが英語でヒントを出し、□の中にマグネットを貼れたらPOINT!
この活動は5時間目とか1時間目に生徒たちが授業モードに入れていない時に使う程度です(笑)
【卓上ベル】
授業中、生徒たちが英語を使って活動していると教室内はすごいボリューム。
次の活動に移る際に、私が大きな声を出したり手を叩いても生徒たちには届かずなかなか活動が止まらない時があります。
そんな時はこの卓上ベルの出番。
高い音は遠くに飛びやすいのでタイムロスなく次の活動に移れます。
これもまた、授業終わった後生徒たちがしたがる笑
まとめ:まずは教科で購入検討を
さてここまで私が授業で使ってきた必須アイテムを紹介してきました。
英語授業の改善が叫ばれる昨今、英語の先生方も毎日授業づくりに苦労されているかと思います。
ここに紹介したものを「使えそう!」「買ってみようかな」ともし思ってくださったのならば、
まずは同僚の皆さんに相談してみてください。
スピーカーやCDレコなどは年配の方からしたら「未知の世界」かもしれませんが、
英語の授業を良くしたい!便利なんだ!という思いをしっかり伝えれば
教科予算での購入を考えてくれるはずです。
実際、私が勤務していた学校では英語科の先生方が皆さん熱心で、
毎年Bluetoothスピーカーやタイマー、プロジェクタースクリーンなどを教科で購入していました。
ぜひ学校で使ってみてください!そして使った感想をいただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございます!